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エコノミークラス症候群

足に痛みを感じる意外な症状の一つに、エコノミークラス症候群をあげることができます。

エコノミークラス症候群は、飛行機の狭い座席に長時間座り続けたり、長時間同じ体勢でいることが原因で、足の静脈に血栓ができ、これが肺動脈などに詰まって呼吸困難や心肺停止を招く症状です。
長距離便のエコノミークラスの乗客に発生することが多かったことから、88年にイギリスの医師が「エコノミークラス症候群」と命名。エコノミークラス症候群は、旅行者血栓症やロングフライト血栓症ともいわれ、正式には、静脈血栓塞栓症(じょうみゃくけっせんそくせんしょう)は、肺血栓塞栓症(Pulmonary embolism; PE)と深部静脈血栓症(Deep vein thrombosis; DVT)を併せた疾患概念とされています。エコノミークラス症候群と呼ばれていますが、実は、ファーストクラスやビジネスクラス、さらに列車やバスなどでも発生の可能性はあります。2002年にサッカーの高原直泰選手が、海外への移動に際してビジネスクラスを利用して発病したこともあり、長時間同じ体勢でいることが問題といわれています。日本でも、1992年以降8年間で、成田空港で25人がエコノミークラス症候群で死亡したのが確認されています。

同症候群の予防対策としては、(1)水分をたっぷりと取るのがまず第一。特に飛行機の機内は湿度が20%程度しかなく、非常に乾燥していて水分が失われやすいのです。(2)定期的に(30分に一度くらい)足を動かしたりマッサージをする。(3)アルコールを控えましょう。(4)ゆったりとした服装を心がけ、締め付けるような服などは少し緩めましょう。(5)足にむくみや痛みを感じたら、すぐにフライトアテンダントに報告して空港内の病院を手配してもらいましょう。